急な雨に便利な100均レインコート。実際の使い心地や耐久性はどうなの?ダイソー・セリア・キャンドゥを徹底比較してみました。
突然の雨に備えて、バッグに1枚忍ばせておきたい「レインコート」。特に100円ショップで手に入るレインコートは手軽で便利ですが、「安いだけで使えないのでは?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
今回は、ダイソー・セリア・キャンドゥの100均大手3社で販売されているレインコートを実際に使用して比較しました。素材感や着心地、防水性、サイズ感、収納性など、項目ごとに詳しくレビューしていきます。
1. 価格とラインナップ
ダイソー
- 商品数:4〜5種類(ポンチョ型、上下セパレート型など)
- 価格帯:110円〜330円(サイズにより変動)
セリア
- 商品数:2〜3種類(基本はポンチョ型とロングタイプ)
- 価格:110円のみ(サイズ展開は少なめ)
キャンドゥ
- 商品数:2種類ほど(ポンチョ型とフード付きロング)
- 価格:110円(汎用サイズのみ)
ダイソーが種類・価格帯ともに最も幅広く展開しています。セリアとキャンドゥはシンプルな構成ですが、手軽に買える点は共通しています。
2. 素材と作りの違い
ダイソー
素材は**PEVA(ポリエチレン酢酸ビニル)やPVC(塩化ビニル)**を使用。比較的しっかりした厚みがあり、100円とは思えないクオリティ。縫製やボタンもしっかりしていて、使い捨て感は少なめ。
セリア
やや薄めの**PE製(ポリエチレン)**が多く、軽量なのが特徴。ポンチョ型が多く、着脱がラク。縫製部分は圧着式で、長時間の雨にはやや不安あり。
キャンドゥ
素材はセリアに似て薄手。軽量かつコンパクトに折りたたみ可能で、携帯性は優秀。ただし、長時間の使用や強風時は破れやすい印象。
3. 実際の着用感・サイズ感
- ダイソーのポンチョ型は男女兼用でゆとりがあり、リュックの上からでも着られるタイプが多い。セパレートタイプは身長170cm以上でも問題なく使用可能。
- セリアはやや小さめの設計。身長160cm前後なら問題ないが、大柄な人には窮屈に感じる可能性あり。
- キャンドゥはフリーサイズだが、丈が短め。足元までカバーしたい人には物足りない。
4. 防水性と耐久性の検証
雨の日にそれぞれのレインコートを着用して30分間外出し、防水性をチェックしました。
- ダイソー:肩や腕部分に水の侵入なし。素材の厚みと撥水加工がしっかりしていて、信頼できる。
- セリア:軽い雨なら問題なし。ただし、強めの雨では肩や袖の縫い目から少し水が染みてきた。
- キャンドゥ:小雨ならOKだが、素材が薄いため風に煽られやすく、裂けやすい傾向。
5. 携帯性・収納性
- ダイソー:やや厚手なので折りたたんでもかさばりがち。収納袋付きのタイプもあるが、全体的にやや大きめ。
- セリア:薄くて軽量。ポケットにも収まるコンパクトさが魅力。通勤・通学カバンに常備しやすい。
- キャンドゥ:セリアと同等の軽さ。収納時のサイズは最小レベルで、旅行バッグに複数枚入れておくのも良さそう。
6. 総合評価とおすすめ
項目 | ダイソー | セリア | キャンドゥ |
---|---|---|---|
種類 | ◎(豊富) | △(少ない) | △(少ない) |
素材の厚み | ◎(しっかり) | △(やや薄い) | △(薄い) |
防水性 | ◎(優秀) | ○(普通) | △(やや弱い) |
携帯性 | △(大きめ) | ◎(軽量) | ◎(軽量) |
コスパ | ◎(330円でも高品質) | ◎(110円で十分) | ○(価格相応) |
結論:
- しっかり使いたい人には「ダイソー」
- 軽さ・持ち運び重視なら「セリア」または「キャンドゥ」
使用シーンや目的によって選ぶのがおすすめです。
【まとめ】
100円で手に入るレインコートでも、意外と実力派が揃っているのが最近の100均事情。日常の「ちょっとした雨対策」や、旅行・アウトドアの予備用として活用すれば、コスパはかなり高いです。天気の変わりやすい季節には、ぜひバッグに1枚忍ばせてみてはいかがでしょうか。
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